MadgeTech社(マジテック)── 米国製・高精度データロガーおよび環境モニタリングソリューション メーカー

Madge Techとは
1996年にアメリカ合衆国ニューハンプシャー州ワーナー(6 Warner Road, Warner, NH 03278)で創業した、データロガーの設計・製造メーカーです。創業から約30年にわたり同地を本拠として事業を拡大し、温度・湿度・圧力・パルス・衝撃などの物理量を高精度に記録するデータロガー製品群を、米国内で自社製造しています。ライフサイエンス、食品加工、産業分野を中心に、安全性と品質を担保するモニタリング基盤として世界中で採用されています。
3分でわかるMadge Tech
分類 | 主な製品・シリーズ | 用途と特徴 |
高温対応ロガー | HiTemp140 | -40℃~+140℃。オートクレーブ(滅菌)バリデーション、オーブンプロファイリングに最適。 |
ワイヤレス高温ロガー | RF140 | 高温環境でのリアルタイム監視に対応した無線式温度データロガー |
食品・薬品用ロガー | NanoTemp125/RFOT | 耐圧防水。ISO/IEC 17025校正証明書付。卵の温度・温湿度管理に特化 |
防爆型ロガー | PR1000EX | 日本防爆規格認定品。圧力・温度の同時記録に対応。ISO/IEC 17025校正証明書付 |
汎用温湿度ロガー | 各種ステンレス/樹脂筐体 | 食品・薬品製造、輸送、保管の温湿度管理 |
無線システム | 無線式ロガー+ベースステーション+ハンディレシーバ | 複数拠点のリアルタイム集中監視 |
ソフトウェア | MadgeTech4/MadgeTech4 Secure | データ解析・レポート作成。Secure版はFDA 21 CFR Part 11対応支援 |
Madge Techの強み
① 自社ISO/IEC 17025校正ラボによるNISTトレーサブル校正証明書
ワーナー本社施設内に、自社運用のISO/IEC 17025認定校正ラボを保有しており、NIST(米国国立標準技術研究所)へトレーサブルな校正証明書を直接発行できます。第三者校正機関を経由せず、メーカー直でトレーサビリティを確保できる点は、監査対応が必須となる製薬・医療分野で大きな優位性となります。
② FDA 21 CFR Part 11対応を支援する「MadgeTech 4 Secure Software」
製薬分野で求められる電子記録・電子署名の規制要件(FDA 21 CFR Part 11)への適合を支援する専用ソフトウェアを提供しています。電子署名、監査証跡(Audit Trail)の出力・電子的移管、インストール時適格性評価(IQ/OQ/PQ)プロトコルの同梱により、バリデーション対象システムとしての導入が可能です。温度マッピング(Temperature Mapping)をはじめとする製薬工程の検証業務に直結します。
③ 測定パラメータと筐体バリエーションの広さ
温度、温湿度、圧力、パルス計測、衝撃をはじめ、多彩な計測対象に対応したモデルをラインナップしています。耐圧防水ステンレス筐体、超高温対応、超低温対応、無線出力タイプ、防爆タイプまで、現場の環境条件に合わせて選択できます。
④ 日本市場向けの専用サポート体制
日本語公式サイトを開設し、機能別・業界別・用途別に製品を検索できる構成を整えています。日本防爆規格認定品(PR1000EX)の投入、医療・製薬向けソリューションカタログの日本語版公開など、国内規制・商習慣に合わせたローカライズを継続しています。
主力製品ラインナップ

ステンレス製耐圧防水温度データロガー
食品グレードのステンレス筐体による耐圧防水設計
洗浄・水没を伴う工程でも運用可能
ISO/IEC 17025校正証明書に対応
食品製造、冷凍冷蔵、殺菌工程の温度記録に採用
ワイヤレス(無線式)データロガーシステム
無線式ロガー+ベースステーション+ハンディレシーバによる構成
配線工事なしで既設設備・倉庫・低温庫に設置可能
リアルタイムで多チャンネルの温湿度トレンドを集中監視
高温度帯向けのワイヤレスモデル(RF140)もラインアップ


防爆型 圧力・温度データロガー
日本防爆規格認定品として国内の危険場所エリアに対応
圧力と温度を同時に記録
ISO/IEC 17025校正証明書付
化学・石油・ガス・塗装など爆発性雰囲気のある現場に適用
活用シーン
製薬・医療・滅菌バリデーション
医薬品の製造工程、安定性試験、保管庫、クリーンルームの温湿度管理、および滅菌工程のバリデーションにおいて、校正証明書付のデータロガーが不可欠な役割を担います。温度マッピング、Audit Trail、電子署名、IQ/OQ/PQといった規制要件に対して、MadgeTech 4 Secure Softwareを軸とした一貫した対応が可能です。
食品製造・コールドチェーン
食材の受入、加工、冷却、冷凍、保管、輸送、店舗陳列に至るまでの温度履歴を記録し、HACCPをはじめとする食品安全マネジメントの証跡を確保します。冷蔵・冷凍車両の輸送検証、卵をはじめとする生鮮品の内部温度管理、殺菌・加熱工程の記録に適しています。
ビル設備・HVAC・エネルギー管理
空調機、ダクト、冷凍機、ボイラー、サーバルームなどの温湿度・差圧モニタリングに、無線式ロガーシステムが採用されます。既設設備への後付け設置と、多チャンネルの集中監視を組み合わせることで、設備の予兆保全と省エネ運用を支援します。
産業設備・危険場所・研究開発
防爆型モデルは、化学プラント、石油精製、塗装設備など爆発性雰囲気を伴う危険場所での圧力・温度記録に対応します。加えて、試験・研究開発における長期データ取得、パルス計測、衝撃記録といった用途にも展開できます。
防衛・航空宇宙
より過酷な環境下で使用されるため、より精密でより広い範囲を探れる機器が必要かと思います。
さらには悪環境での故障の解析時にも、MadgeTech社の製品がお役に立てます。
MAXETの視点
🟧 POINT
MadgeTech社の本質的な強みは、メーカー直営のISO/IEC 17025校正ラボとNISTトレーサブル校正証明書、そしてFDA 21 CFR Part 11対応を支援するソフトウェアを、ワーナー本社の一貫体制で提供できる点にあります。特に次のような背景に対してご提案価値が高いメーカーです。
製薬・医療分野で、監査対応可能な校正証明書付ロガーを調達したい案件
オートクレーブ・滅菌工程のバリデーション文書を刷新したい案件
食品工場・物流でHACCP対応の温度記録体制を強化したい案件
爆発性雰囲気エリアに国内防爆規格認定品を導入したい案件
無線化によって既設設備の多点監視を低工事コストで構築したい案件
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